全くのゼロから英語を勉強したい! けど何から手をつけていいか分からない!と途方に暮れている方もいらっしゃると思います。
英語学習には①読む、②書く、③聞く、④話すの4つの技能があります。ゼロから英語を学習するには全ての技能に共通する基礎である英文法をまず理解することが重要です。
この記事では英語学習のはじめの一歩である英文法の概要を解説しています。
文字(Letter)
アルファベット(Alphabet)
日本語にはひらがな、カタカナ、漢字など覚えなくてはならない文字が沢山あります。日本人にとっては英語は外国語なので文字を覚えるのは難しく感じるかもしれませんが、英語で使用する文字はアルファベットとよばれ、たったの26種類です。それぞれの文字に大文字と小文字がありますが、日本語に比べたら覚えるのはそれほど大変ではありません。
下の表にアルファベットの大文字、小文字を記載しました。アルファベットの読み方をカタカナで記載していますので、参考程度にご確認ください。
A / a エイ | B / b ビィー | C / c スィー | D / d ディー | E / e イー | F / f エフ | G / g ジー |
H / h エイチ | I / i アイ | J / j ジェイ | K / k ケイ | L / l エル | M / m エム | N / n エヌ |
O / o オー | P / p ピー | Q / q キュー | R / r アール | S / s エス | T / t ティー | U / u ユー |
V / v ヴィー | W / w ダブリュ | X / x エックス | Y / y ワイ | Z / z ズィー |
単語(Word)
品詞(Part of Speech)
アルファベットなどの文字が集まってひとつの意味を形成する最小の単位を語、または単語といいます。単語を機能ごとに分類した言葉を品詞といい、英語では名詞、代名詞、形容詞、動詞、副詞、前置詞、接続詞、間投詞の8種類あります。
名詞 Noun | 人・動物・物・事を表す単語 |
代名詞 Pronoun | 名詞の代わりに用いられる単語 |
形容詞 Adjective | 名詞、代名詞を修飾する単語 |
動詞 Verb | 動作や状態を表す単語 |
副詞 Adverb | 動詞、形容詞、副詞を修飾する単語 |
前置詞 Preposition | 名詞、代名詞の前に置く単語 |
接続詞 Conjunction | 語、句、節を繋ぐ単語 |
間投詞 Interjection | 感情を表す単語 |
句と節(Phrase and Clause)
句
2つ以上の単語が集まって1つの品詞と同じ役割をするものを句といいます。
名詞句 Noun Phrase | 名詞として機能する句 |
形容詞句 Adjective Phrase | 形容詞として機能する句 |
副詞句 Adverb Phrase | 副詞として機能する句 |
節
2つ以上の単語が集まって1つの品詞と同じ役割をするもので、主語と述語があるものを節といいます。
名詞節 Noun Clause | 名詞の働きをする節 |
形容詞節 Adjective Clause | 形容詞の働きをする節 |
副詞節 Adverb Clause | 副詞の働きをする節 |
英文法(English Grammar)
単語(8品詞)、句、節の組み合わせにより英文は作られ、その基となる規則を英文法といいます。語順により5つの型に分類され、主部(○○が)と述部(どうする、どうなる等の動作、状態を表す)で構成されます。
文の構成要素
主語 Subject | 文の中で主体となる部分 ※名詞、代名詞などが使用される |
述語動詞 (Predicate) Verb | 主語の動作、状態を表す |
補語 Complement | 主語、目的語を補足説明 する部分 ※名詞、代名詞、形容詞などが使用される |
目的語 Object | 述語動詞の動作、状態の対象となる部分 ※名詞、代名詞などが使用される |
文型
第1文型 | SV:Subject(主語)+ Verb(動詞) |
第2文型 | SVC:Subject(主語)+ Verb(動詞)+ Complement(補語) |
第3文型 | SVO: Subject(主語)+ Verb(動詞)+ Object(目的語) |
第4文型 | SVOO: Subject(主語)+ Verb(動詞)+ Object(目的語)+ Object(目的語) |
第5文型 | SVOC: Subject(主語)+ Verb(動詞)+ Object(目的語)+ Complement(補語) |
時制(Tense)
時制とは時間軸のことです。
現在形:I do *Present | 過去形:I did *Past | 未来形:I will do *Future |
現在進行形:I am doing *Present Progressive | 過去進行形:I was doing *Past Progressive | 未来進行形:I will be doing *Future Progressive |
現在完了形:I have done *Present Perfect | 過去完了形:I had done *Past Perfect | 未来完了形:I will have done *Future Perfect |
現在完了 進行形:I have been doing *Present Perfect Progressive | 過去完了 進行形:I had been doing *Past Perfect Progressive | 未来完了 進行形:I will have been doing *Future Perfect Progressive |
まとめ
英文法の概要をざっくりと解説しました。英文法を全て覚えるのには大変な時間と労力がかかります。はじめから完璧に覚えようとせず、自分のペースで継続して学習していくことが大切です。千里の道も一歩から。まずは自分の分かるところから理解を深めていきましょう。
・単語は機能ごとに8品詞ある
・2つ以上の単語があつまったものを句、節という
・句と節の違いは主語と述語動詞があるかどうか
・英文法には4種類の文の要素がある
・英文法には5種類の文の型がある
・時制は12種類ある
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