ボクシングの構え方の基本と意識すべき3つのポイント

ボクシング

ボクシングでは攻撃、防御、フットワークなど全ての動作において構え方の良し悪しで動作の質が変わってきます。ボクシングの構えはファイティングポーズともいい全ての動きに繋がる基本の姿勢になります。

ボクシングの構えと聞いて何となくはイメージできると思いますが、未経験者の構えを経験者と比較すると違和感を感じることがあると思います。ボクシングの構え方には意識しなければならないポイントがいくつかあります。この記事ではボクシングの構え方と意識すべき3つのポイントを解説しています。

オーソドックススタイルと構え方

ボクシングにはいくつか構え方がありますが、最も標準的な型であるオーソドックススタイルの構えを基本として解説します。 

オーソドックススタイル

オーソドックススタイルは左手でジャブを突き右手でストレートなどの強いパンチを打つ構えです。そのため、利き手が右手のボクサーが多いです。これとは左右対称の右手でジャブ、左手で強いパンチを打つ構えをサウスポーといいます。利き手が左手のボクサーがこのスタイルを選択することが多いですが利き手が右のサウスポーもいます。

その他の構えのスタイル

クラウチングスタイル:インファイターが使う前傾姿勢の構え
アップライトスタイル:アウトボクサーが使う後ろに重心を置いた構え
※他にも左構えのサウスポーやガードの方法によりフィリーシェル、ピーカブースタイルなどがある

オーソドックススタイルの構え方

オーソドックススタイルは左手が前、右手が後ろのスタイルです。

  1. まず体の左側が前にくるように半身に立ちます。
    ※相手からパンチを受けづらくなります。
  2. スタンスは肩幅よりや広くとり、膝を軽く曲げます。
    ※前後左右に動きやすくバランスが崩れにくくなります。
  3. 左足のつま先は正面に対してやや内側に向け、右足のかかとは浮かせます。
    ※次の動作に素早く移ることができます。
  4. 両腕の脇を締め、左拳は目線の高さに構え、右拳は顎につけます。
    ※左手はパンチを打ちやすいように、右手は顎から離さない。
  5. 顎を引いて目線だけ正面を見ます。
    ※顎を引くことによりダメージを軽減します。

ボクシングの構えで意識するポイントは①足の位置、②腕の位置、③頭の位置で攻防一体で次の動きにスムーズに移行できる姿勢をとることが重要です。

①足の位置

足の位置で意識するポイントはスタンス、重心、膝の角度です。

スタンス

スタンスは肩幅よりやや広めを基準に両足の間隔を調整します。前後左右に動きやすく、押されてもバランスを崩さないような間隔を取ることが大切です。左右の足の間隔、前後の足の間隔を意識して足の位置を決めましょう。

重心

構えた時の足の重心は両足とも親指の付け根にあります。体の中心に重心が集まり体の軸がぶれにくくなります。

足の重心とは別に全体の重心を左右どちらの足におくかという体の重心があります。ボクシングでいう重心はこちらのことを指すことが多いです。

左右の足の重心は片方の足への割合が3~7の間になるようにします。重心の割合が7を超えてしまうとバランスを取るのが難しくなります。オーソドックススタイルの重心の左右の足の割合は6:4が目安になりますがファイトスタイルによって割合はかわってきます。例えばインファイターなら重心を前に、アウトボクサーなら後ろにおいたりします。ファイトスタイルはトレーニングしていくうちに見つけていくものなので最初は6:4の割合を目安に自分にあった重心を見つけていくと良いと思います。

重心の割合は上半身の位置と膝を曲げることで調整します。

構え方別の左右(前後)の足の重心の割合

クラウチングスタイル ⇒ 7:3
アップライトスタイル ⇒ 3:7

また、実戦では重心の割合はパンチを打つ時やフットワークを使っていく中でその時々の状況に合わせて適切な重心に調整しながら戦います。

膝の角度

膝は重心の割合を調整するだけでなく、他にも重要な役割があります。膝を軽く曲げることで身体の可動域を大きくすることが可能になり強いパンチを打つことができるようになります。また、相手からパンチをもらった時もクッションの役割を果たしダメージを軽減します。

②腕の位置

腕の位置はガードの位置です。それと同時にパンチを打つ起点でもあります。左拳は目の高さで少し前に配置することで相手のパンチが当たりづらくします。懐も深くなるので簡単に踏み込んでこれなくなります。右腕は体にそわせ拳は顎から離さないようにします。腕が体から離れているとパンチが大振りになるだけでなくパンチをガードした時に肋骨を傷めることがあるので注意して下さい。左右の拳は軽く握り肩の力を抜きパンチを素早く打てる体勢を整えます。

拳の軽く握り方:小指、薬指を握る
腕の構え:肘のあたりをお腹につける(乗せる)と力まずに構えることができる

③頭の位置

顎を引いて構えることによりパンチを急所(顎)にもらいづらくします。またパンチをもらった際も脳がゆれにくくなる役割もあります。目線は相手の顎あたりを見つめます。1点を見つめるのではなく周辺視野でぼんやりとみるようにします。実戦では頭の位置は常に動かせて的を絞らせないように注意します。

まとめ

構えは全ての動作に繋がる重要な技術です。次の動作を意識することでボクシングの技術を吸収するスピードがかわってきます。ボクシングは反復練習の繰り返しです。まずは基本姿勢をマスターして輝かしいボクシングライフをスタートさせて下さい。

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